海外VPN体験談

ベトナム在住者が教える|本当に使えるVPN2選と海底ケーブル障害の裏技

2026年03月26日 | 海外VPN利用・体験談

ベトナムに住んでいる僕が、実際に毎日使っているVPNサービス2つを忖度なしでレビューします。東南アジアでのVPN事情、速度の現実、そして現地に住んでいるからこそ知っている「海底ケーブル障害時の裏技」まで、全部お伝えします。

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ベトナムでVPNが必須な理由

ベトナムでインターネットを使っていると、日本では当たり前にアクセスできるサービスに制限がかかることがあります。僕も移住当初は「VPNなんてなくても大丈夫だろう」と思っていたんですが、実際に生活してみるとVPNなしではかなり不便でした。

ベトナムでVPNが必要になる場面:

  • 日本の動画配信サービス(TVer、Hulu、dアニメストアなど)の視聴
  • 日本のIPアドレスが必要なWebサービスへのログイン
  • 日本の銀行・証券サイトへのアクセス(海外IPブロックの場合)
  • フリーWi-Fi利用時のセキュリティ確保
  • 海底ケーブル障害時の回線速度の改善(後述)

特に日本の銀行サイトや証券口座は、海外IPからのアクセスを制限しているケースがあります。これは在住者にとって死活問題。そこで僕は2つのVPNを使い分けることで、ほぼすべての問題を解決しています。

インターリンク(マイIP)|固定IP・月額1,000円の安定VPN

月額料金
1,000円
通信速度
3 Mbps
安定性
高い
固定IP
あり

インターリンクの特徴

インターリンクの「マイIP」は、日本の固定IPアドレスが使えるVPNサービスです。月額1,000円(税込)の固定料金で、料金体系がシンプルなのが特徴。長期割引はないものの、1ヶ月の無料体験期間があるので、気軽に試せます。

実際に使ってみた感想

正直に言うと、速度はかなり遅いです。VPNなしなら20〜30Mbps出る回線でも、インターリンク経由だと約3Mbps程度まで落ちます。動画のストリーミングは画質を落とせばギリギリ視聴可能ですが、快適とは言えません。

ただし固定IPが使えるのは大きなメリットで、日本のIPアドレスでしかアクセスできないサービス(銀行・証券など)に確実にアクセスできます。僕は「必要な時だけ接続する」という使い方をしています。

速度比較(実測値)

VPNなし20〜30 Mbps
20-30 Mbps
インターリンク経由約3 Mbps
3 Mbps

注意点:インターリンクのVPN経由では速度が大幅に低下します。動画視聴やファイルダウンロードなど、帯域を使う作業はVPNを切ってから行うのがおすすめです。常時接続ではなく、「固定IPが必要なときだけONにする」使い方が現実的です。

インターリンクのメリット・デメリット

メリット デメリット
日本の固定IPアドレスが使える速度が遅い(約3Mbps)
月額1,000円の固定料金でわかりやすい長期割引がない
1ヶ月の無料体験あり常時接続には向かない
接続が安定している対応サーバーが日本のみ

HideMe|世界中のIPに変更可能な万能VPN

月額料金
無料〜
通信速度
中程度
接続安定性
やや不安定
サーバー数
世界各国

HideMeの特徴

HideMe(hide.me)は、世界中のサーバーに接続でき、IPアドレスを自由に変更できるVPNサービスです。無料プランでも十分使えるうえ、日本だけでなくアメリカ、ヨーロッパ、シンガポールなど各国のIPアドレスに切り替え可能。地域制限のあるコンテンツの回避に非常に便利です。

実際に使ってみた感想

速度面ではインターリンクよりはマシで、体感的には「そこまで遅くない」という印象です。ただし接続がつながらないことがあるのが最大の弱点。特に夜間や回線が混み合う時間帯は、何度か接続をリトライする必要があります。

僕は主に地域制限の回避に使っています。たとえば「アメリカのIPでしかアクセスできないサービス」や「ヨーロッパ限定のコンテンツ」を見たいときにかなり重宝しています。世界中のIPに変更できるのは、他のVPNにはない大きな強みです。

HideMeのメリット・デメリット

メリット デメリット
世界各国のIPアドレスに変更可能接続が不安定なことがある
無料プランあり固定IPは取得不可
速度はそこまで遅くない夜間に繋がりにくいことがある
地域制限回避に強い無料プランは帯域制限あり

2つのVPN比較表|用途別の使い分け

僕はインターリンクとHideMeを用途によって使い分けています。あと、速度が重要な作業のときはVPN自体を使わないという選択もあります。

項目インターリンクHideMe
月額料金1,000円(固定)無料〜(有料プランあり)
固定IPあり(日本IP)なし
速度遅い(約3Mbps)中程度
接続安定性高いやや不安定
サーバー日本のみ世界各国
無料体験1ヶ月無料無料プランあり
おすすめ用途銀行・証券サイトへのアクセス
日本IP限定サービス
地域制限コンテンツの視聴
海外IPが必要な場面
僕の使い分けルール
  • 固定IPが必要なとき → インターリンク(銀行・証券・日本限定サービス)
  • 地域変更が必要なとき → HideMe(各国のコンテンツ閲覧)
  • 速度を重視するとき → VPNなし(動画視聴・大容量ダウンロード)

この3パターンを使い分けることで、ベトナムのネット環境でもほぼストレスなく過ごせています。

裏技:海底ケーブル障害時にVPNで速度を回復させる方法

これは東南アジア在住者だからこそ知っている裏技です。

ベトナムを含む東南アジアでは、海底ケーブルが損傷・切断されることが定期的に発生します。海底ケーブルは国際通信の大動脈であり、これが切れると日本やアメリカなどのサーバーへの接続速度が極端に遅くなります。

海底ケーブル障害とは?

ベトナムから日本へのインターネット接続は、海底に敷設された光ファイバーケーブルを経由しています。このケーブルが船のアンカーや地震、海底の地滑りなどで損傷すると、通信速度が著しく低下します。修復には数週間〜数ヶ月かかることもあり、その間ずっと遅い状態が続きます。

VPNで別ルートを通す裏技

海底ケーブルが切れて日本への接続が遅くなったとき、シンガポールなど別の国のVPNサーバーを経由することで速度が改善するケースがあります。

仕組みを解説

通常のルート:ベトナム → (損傷した海底ケーブル) → 日本 = 遅い

裏技のルート:ベトナム → VPN経由でシンガポール → (別の海底ケーブル) → 日本 = 速い

損傷していない別の海底ケーブルを経由することで、迂回ルートの方がむしろ速くなるというわけです。HideMeならシンガポールのサーバーにワンクリックで接続できるので、この裏技がすぐに使えます。

注意:この裏技は海底ケーブルの障害状況によって効果が異なります。必ず速度が改善するわけではありませんが、試してみる価値は大いにあります。シンガポール以外にも、香港やマレーシアなど近隣国のサーバーを試すのもおすすめです。

ベトナムVPN利用のよくある質問(FAQ)

Q. ベトナムでVPNを使うのは合法ですか?

A. 2026年現在、ベトナムでの個人的なVPN利用は一般的に行われています。ただし、VPNを使った違法行為(著作権侵害など)は当然NG。個人の通信セキュリティ確保やビジネス利用の範囲では問題ありません。

Q. インターリンクとHideMe、どちらか1つだけ選ぶなら?

A. 日本の銀行・証券サイトへのアクセスが主目的ならインターリンク。地域制限の回避やセキュリティが主目的ならHideMeがおすすめです。僕のように両方契約するのがベストですが、まずは無料体験・無料プランで試してみてください。

Q. NordVPNやExpressVPNではダメですか?

A. もちろん大手VPNも選択肢です。ただし、固定IPが必要な場合はインターリンクの方が安価で確実。世界各国のIP変更ならHideMeの方が無料プランもあり手軽です。用途に合わせて選びましょう。大手VPNの比較はこちらの記事をご覧ください。

Q. 海底ケーブル障害はどのくらいの頻度で起きますか?

A. ベトナム周辺では年に数回レベルで発生します。2024〜2025年にも複数回の障害があり、修復に数ヶ月かかったケースもあります。在住者にとっては「いつ起きてもおかしくない」定期イベントのような存在です。

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まとめ|海外在住者のVPN選びのポイント

ベトナム在住者の立場から、本当に使えるVPN2選をご紹介しました。

この記事のポイント:

  • インターリンク(マイIP):月額1,000円・固定IP・速度は遅いが安定。必要な時だけ接続する使い方がベスト
  • HideMe:世界各国のIPに変更可能・速度は中程度・接続が不安定なことがある
  • 使い分けが重要:固定IP→インターリンク、地域変更→HideMe、速度重視→VPNなし
  • 海底ケーブル障害時:シンガポール等のVPNサーバーを経由すると速度が改善する裏技あり

海外在住でVPN選びに迷っている方は、まずはインターリンクの1ヶ月無料体験HideMeの無料プランの両方を試してみることをおすすめします。実際に自分の環境で使ってみないと、速度や安定性は判断できません。

この記事の内容は随時更新していきます。ベトナムのネット事情やVPN関連で気になることがあれば、ぜひコメントでお知らせください。